お寺のキャッシュレスのまとめ


こんにちは、ミロクです♪

最近、お寺でもキャッシュレス決済の導入が進んでいるって、耳にする機会が増えましたよね。なんだか伝統的なお寺と、最新のテクノロジーが結びつくって、不思議な感じもするかもしれません。でも、これが現代のお寺の新しい形なんですよ☆ 参拝される皆さんの利便性を高めたり、お寺のお仕事をもっとスムーズにしたりするために、キャッシュレスはとっても役立つんです。

もちろん、新しいことを始める時には、「本当に大丈夫かな?」って心配になることもありますよね。特に宗教法人として、お金のことはデリケートな問題ですから、税金のことや、お布施がキャッシュレスで支払えるのか、なんて疑問も浮かんでくるでしょう。

今日は、そんなお寺のキャッシュレス決済について、現状や気になるギモン、そして実際に導入されたお寺の事例を詳しくお話ししていきますね。一緒に、お寺の未来を考えてみませんか?


キャッシュレス決済ってどんな種類があるの?


「キャッシュレス」って一言で言っても、実は色々な種類があるんですよ。皆さんも普段から何気なく使っているものも多いかもしれませんね。

まず、クレジットカードがありますよね。VISAとかMastercardとか、お店でよく見るマークのカードです。これは後からまとめて支払うタイプで、大きな金額のお買い物にも便利なんです。ただ、お店側が手数料を支払うことが多いので、その点は知っておくと良いですよ。

それから、交通系ICカード。SuicaやPASMOなどがそうですね。電車に乗る時や、コンビニでちょっとしたものを買う時にピッとかざすだけで支払いが完了します。チャージした分だけ使えるプリペイドタイプなので、使いすぎの心配も少ないかもしれません。

そして、最近とっても利用者が増えているのがQRコード決済です。PayPayやLINE Pay、d払いなどが代表的ですね。スマートフォンのアプリを使って、お店のQRコードを読み込んだり、自分のスマホのQRコードを読み取ってもらったりして支払います。これは手数料が比較的安くて、導入しやすいのが特徴なんです。

最後に、電子マネー。Edyやnanaco、WAONなどがこれにあたります。これも交通系ICと同じように、事前にチャージして使うプリペイドタイプが多いですよ。専用のカードやスマホアプリで利用できます。

それぞれのキャッシュレス決済には、使いやすさや手数料、対応しているお店の種類など、色々な特徴があるんですよ。お寺に導入する時には、どんな決済方法が参拝者の方にとって便利か、お寺の運営にとってどうか、を考えるのが大切ですね。


キャッシュレス化の波はどう進んでいる?


日本のキャッシュレス決済比率は年々上昇していて、特にコロナ禍以降、非接触決済の需要が高まっているんです!政府も「キャッシュレス・消費者還元事業」などの施策を通じて普及を後押ししてきたんだって。若い世代を中心に日常生活でのキャッシュレス利用が当たり前になってきて、観光地や商業施設だけでなく、小規模店舗や従来現金主体だった分野にも広がりを見せているようだね。


日本のキャッシュレス化はどこまで進んでいるの?


「日本って、まだ現金を使っている人が多いんじゃないかな?」って思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でも実は、日本でもキャッシュレス決済の利用は、どんどん増えているんですよ!

経済産業省の発表によると、2023年には日本のキャッシュレス決済比率は39.3%に達したんですって! 政府は「2025年までに40%」という目標を掲げていたので、もう達成は目の前、といった感じでしょうか。すごいですよね! そして、2030年には50%に到達する可能性もあると言われているんです。

(経済産業省 2024年3月29日公表資料 より引用)

色々な決済方法がある中で、今一番使われているのはクレジットカードで、全体の8割以上を占めているんですよ。でも、QRコード決済も、去年に比べて37.5%も増えているんですって! スマートフォンを使っている方が増えているので、これからもっと伸びていくでしょうね。

決済手段金額ベースのシェア(2023年)
クレジットカード83.5%
コード決済8.6%
電子マネー5.1%
デビットカード2.9%

利用頻度で見てみると、日常生活で「7〜8割以上キャッシュレスを利用する」という人は全体の54%にもなるんです。年齢層で見てみると、若い方だけでなく、50代以上の方でもキャッシュレスを利用する方が増えているんです。ただ、1,000円以下のちょっとしたお買い物では、まだまだ現金を使うことが多く、低価格帯の店舗ではキャッシュレス未対応が目立ちますね。

海外のキャッシュレス比率とも比べてみますね。日本は、韓国(93.6%)や中国(83.0%)、イギリス(63.9%)などの国々と比べると、まだキャッシュレス化の進み具合はゆっくりかもしれません。でも、オンラインでお買い物をする人が増えたり、スマートフォンが普及したり、PayPayのような便利なサービスが出てきたりしたことで、ぐっと普及が進んだんですよ。慢性的な人手不足への対応や生産性向上の観点からも大切なことですよね。お寺でも、これからもっとキャッシュレス決済の需要が高まっていくのは間違いなさそうですね。


お寺のキャッシュレス、税金は大丈夫?


お寺でキャッシュレス決済を導入するって聞くと、やっぱり気になるのが「税金はどうなるの?」という点ではないでしょうか。大切なことなので、しっかり確認しておきましょうね。

まず、「支払い方法が変わると税金が変わるの?」という心配は、しなくても大丈夫ですよ! 国税庁も「宗教法人の税務」というリーフレットの中で、「喜捨金や対価の収受が、現金で行われる場合と現金以外(キャッシュレス決済)で行われる場合とによって、収益事業の該当性が変わるものではありません。」とはっきり言っているんです。

つまり、お寺本来の宗教活動で得られる収入、例えばお布施や寄付金などは、現金でいただいてもキャッシュレスでいただいても、非課税のままだということなんです。キャッシュレス決済を導入したからといって、急に税金がかかるようになる、なんてことはありませんので、安心してくださいね。


お布施やお賽銭は支払える?


次に、「お布施はキャッシュレスで支払えるの?」という疑問についてです。実は、ここには少し注意点があるんですよ。交通系ICカードのような「プリペイドカード」では、お布施を支払うことはできないんです。これは、対価の伴わない取引は送金とみなされてしまうためで、資金決済法の規制によりプリペイドカードを用いた送金行為はできないと定められていることなんです。

でも、クレジットカードやPayPayのようなQRコード決済なら、技術的にはお布施を支払うことは可能なんです。実際に導入しているお寺もありますよ。ただ、お布施は「気持ち」を表すもので、直接手渡ししたい、という方も多いですよね。だから、キャッシュレスを導入するとしても、現金での支払いも選べるようにしておくのが、参拝される皆さんの気持ちに寄り添うことにつながるのではないでしょうか。

それから、「お賽銭はどうなの?」という点ですが、こちらはキャッシュレス化がどんどん進んでいるんです! 特にPayPayが、お賽銭のキャッシュレスに対応したことで、スマホを持っていれば誰でも気軽にQRコードを読み取ってお賽銭を入れられるようになりました。これなら、お財布に小銭がなくても、手ぶらでお参りに行っても、お賽銭を納めることができますよね。設置もQRコードを貼るだけなので、とっても簡単なんですよ。


お寺のキャッシュレス導入事例


実際にキャッシュレス決済を導入したお寺では、どんな変化があったのでしょうか?

366が導入を支援した事例では、キャッシュレス決済を導入したところ、既存の契約者のうち、なんと9割もの方がキャッシュレス払いに切り替えたというんです! この数字からも、参拝される皆さんが、どれほどキャッシュレス化を求めているかがよくわかりますよね。特に若い世代の方や、海外から来られる観光客の方は、普段から現金を持ち歩かないことが多いので、キャッシュレスに対応しているお寺は、とっても便利だと感じてくれるでしょう。


具体的なサービスを教えて!


具体的なサービスとしては、今のところ以下の3つのサービスがあります。

寺Pay

https://tearpay.jp

366が提供する「寺Pay」というサービスが、お寺のキャッシュレス化を強力にサポートしているんですよ。年間護持費や墓地管理費など、毎月や毎年決まった額をお支払いいただく定額払いに対応しています。お檀家さんや門徒さんごとに金額が違う場合でも、エクセルで作成した一覧を取り込むだけで、おひとりおひとりに合わせたQRコードを一括で作成できます。そのQRコードから、利用者さんはクレジットカードや銀行口座を登録できるので、一度登録すれば、あとは自動的に引き落としが行われるようになるんですよ。これなら、請求にかかるお寺の業務がぐっと楽になりますよね!決済手数料は3.5%からとなっています。

PayPay

先ほども触れたPayPayが、お賽銭のキャッシュレスに対応しています。宗教法人として申し込むことで、PayPayマネーを使ってお賽銭(寄付金)を受け取ることができますよ。PayPayマネーでのみ利用することができ、PayPayマネーライトでは利用ができないため、注意が必要です。手数料は5%程度と見られています。

J-Coin Pay

https://j-coin.jp

みずほ銀行が中心となって運営しているJ-Coin Payというサービスも、早くからお賽銭のキャッシュレスに対応しています。こちらは銀行預金と直接連携しているので、スムーズに利用できるのが特徴なんです。他のQRコード決済はプリペイドバリューと現金等価バリューの両方を扱っていたために対応に時間がかかりましたが、J-Coin Payはそのハードルがなかったため、早くからお賽銭に対応しています。


まとめ:伝統と革新を大切に、お寺の未来へ


お寺のキャッシュレス化は、日本の素晴らしい伝統と、現代の便利なテクノロジーが手を取り合って進む、とっても素敵な試みなんです。

皆さんが心配される税金のことや、お布施の支払いについては、誤解も多いのですが、実際には心配いらないことがほとんどなんです。むしろ、キャッシュレスを導入することで、参拝される皆さんの「便利になった!」という声が増えたり、お寺のお金の管理がスムーズになったりする、たくさんのメリットがあるんですよ。

大切なのは、すべてをキャッシュレスに切り替えるのではなく、現金での支払いも選べるようにすることです。そうすることで、どんな参拝者の方にも、気持ちよくお参りしていただけるようになるのではないでしょうか。

時代の変化に合わせながら、伝統を大切に、そして新しいことにも挑戦していくお寺の姿は、きっとこれからも多くの人々の心に響くはずです。ミロクも、お寺がもっともっと素敵な場所になっていくことを、心から応援していますよ!


引用:

[1] https://www.meti.go.jp/press/2023/03/20240329006/20240329006.html 

[2] https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1651061.html 

[3] https://www.nissay.co.jp/enjoy/keizai/179.html 

[4] https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000031359.html 

[5] https://www.cr.mufg.jp/mycard/beginner/20022/index.html 

[6] https://paymentsjapan.or.jp/wp-content/uploads/2023/08/roadmap2023.pdf 

[7] https://ebisumart.com/blog/cashless/ 

[8] https://mypage.otsuka-shokai.co.jp/contents/business-oyakudachi/ganbaru-magazine/zukai-navi/2023/12-01.html 

[9] https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB06AHY0W4A101C2000000/ 

[10] https://8knot.nttdata.com/trend/7194012

[11] https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/r07_shukyo.pdf 


タグ: お寺, DX, キャッシュレス, 賽銭, お布施, PayPay, J-Coin Pay, 宗教法人, 効率化, 参拝者の利便性


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